２０年程前のお話です(^^♪

その頃の私は、

ピアノは小さなこどもの方が伸びると思っていました。

 
中３で男の子の生徒さんが入ってきてくれました。

小学生の時１～２年やってたと。

 

でも発表会が好きじゃなく辞めたそう。

私の教室でもあと3か月で発表会がある、という時期でした。

 

「どうする？でる？」

「どうしようかな．．．」

「何か弾きたい曲、好きな曲がある？」
「yoshikiが好きだから、それなら」

「じゃ、自分で色んな楽譜があるから、

弾けそうなの買ってやってきてみて」

 

自分で買ってきてくれました。

しばらく、２回くらいレッスンしてると、
「これじゃないんです！」と。

 

初心者向けの簡単な楽譜を用意して弾いてましたが
自分が知ってるyoshikiの

圧倒的な迫りくる音、雄大な感じがその楽譜にはなく。

 

「じゃ、他の楽譜みて買ってきて」

 

今度は難しい、細かい音いっぱい(笑)の楽譜を用意して来ました。

音が読めないため、一小節ずつ暗譜していきます。

(^^これは彼の方法、これがいいというので）

 

さあ、発表会当日。

 

あとでお母様が、

土日学校がない日は8時間くらい練習していたと教えてくれました。

 

難しいところも同じテンポで弾き切り、

曲も盛り上げて
服もいつもレッスンに来る時と違って(^^
カッコよく黒で決めて。

 

他の親御さんが、

「いつも首にタオル巻いてたお兄ちゃん、驚きました。

カッコよくて演奏も上手で」

 

私もです。

 

私も彼が入ってきたときは、

短期間で完成させて

こんなに弾いてくれるとは予想してませんでした。

 

 

発表会後、彼は自分で

yoshikiの好きなクラッシック曲(笑)から曲を選び、

音大生や、ピアニストが弾くような難しい曲を弾いて、

その後何年も発表会を盛り上げてくれました。

 

 

そんな彼も

今は塾を開いて、沢山の生徒さんがいて

そして、合格祝勝会には、彼がピアノを披露するそうです。

 

こういう様に

ピアノ演奏を続けてくれている

なんてお話を聞くととても嬉しいです。

 

当時の若かった私は、

自分の思い込みで、枠にはめてはいけないなと学びました。

 

 

他にも

5歳の女の子にもびっくりしたことがあります。

 

ある日、ポロポロと涙をこぼしました。

 

私はびっくりして
「なんか嫌な思いにさせちゃった？ごめんね～」

 

お母様が笑いながら

「いやいや。

家でも、左手の音が大きくなっちゃうって

泣きながら弾いてるんです」

 

こんな小さな子でも、じょうずになろうって思ってるのね❣

そして、どこを修正するのか自分が判断してとのこと、感動しました。

 

 
このような、生徒さんの成長をみさせてもらう、という有り難い思いを

いっぱいさせてもらって嬉しいです。

 

ありがとうございます。

 

 

 

リンリンピアノ教室の特徴は、何と言っても
『自己肯定感を上げて、
エフィカシー（自分が目標を達成出来ると信じる力）の高い子を、ピアノ教育を通して育てる』
です。

どんな状況に置かれても、常に幸せになることを選択し、自分が幸せになることにOKを出し、どんどん人生が好転することを願っております。

 

生徒さんの自己肯定感も上がり、ご家族もそうなってほしい、と密かに(笑）思っております。

田吹　あつこ

桐朋学園芸術短期大学部音楽科ピアノ専攻卒業。同研究科修了。
カワイ音楽教室講師後、
現在ヤマハ音楽教室のピアノ科個人講師。

• 元ヤマハ学習者グレード試験官
• ヤマハコンサートアドバイザー
• ゆるふわ脳科学認定講師
• こども知育ピアノ協会・松田知育ピアノメソッド認定講師

• psta認定講師（ヤマハピアノ演奏グレード１３～１１級試験官認定）

   

 

幼児から通ってくれた小学生の生徒さんは、小学生のうちにヤマハの試験にどんどん合格され、

レベルアップされてます。